2012年7月14日土曜日

愛媛教区天理時報読者大会終える

平成24年6月30日(土)13:00~16:10
愛媛教務支庁
参加者491名
去る630日(土)愛媛教務支庁において天理時報読者大会を開催、491名が参加した。今年は天理時報の手配りを開始して5年目にあたり、手配り率もほぼ50パーセントを達成することができた。このタイミングで、手配りの成果を確認すると共に、本来の目標である〝ようぼくネットワーク作り〟を目指すべく大会が開催された。その模様を3部構成で報告します。


教区長開会あいさつ



手配り川柳表彰
【第1部 式典】
 定刻午後1時開会。礼拝の後すぐに越智教区長が挨拶に立ち「手配り5年を振り返って天理時報の重要性を再確認していただきたい。さらには〝ようぼくネットワーク作り〟へ向けて拍車をかけていただきたいという思いで開催いたしました」と大会の趣旨を述べ、この大会を来る教祖百三十年祭に向かう年祭活動につなげようと呼びかけた。
 続いて宗雪順子さん(松山北支部)が体験発表を行った。「天理時報をおたすけの教材として活用してきました。同支部の教会長さんから手配りひのきしんの声をかけていただき、地域で天理時報を読んでくれる人が増えることを願いながら手配りをしてきました。今は長男が代わりに配ってくれており、家族で地域の御用に使っていただけて幸せです」と天理時報と手配りにまつわる体験を話した。
 さらに今大会へ向けて募集した〝手配り川柳〟の表彰が行われ、特選の石川和子さん(宇摩支部)「手配りをおえて感謝の箸をとる」・三井進さん(新居浜支部)「手配りは親神の御用と胸を張る」の2名に、教区長より賞状と賞品が渡された。
 続いて天理時報普及・手配り、ようぼくネットワーク作り愛媛教区推進委員会入口事務局長が、「手配り運動の成果と展望」と題してプレゼンテーションを行った。5年間の歩みを振り返り関係者の努力に感謝すると共に、ネットワーク作りへの要は地域に貢献するひのきしん活動であることことを提唱した。

 引き続きDVD「地域のWA」愛知教区豊橋西支部のボランティアグループ・ハートクリーンを鑑賞し、高齢者宅掃除や献血活動を通した地域貢献ひのきしんの実例を学んだ。

記念講演今中先生

【第2部 記念講演】
 今中孝信先生(天理よろづ相談所病院元副院長)は「医療から見た感謝・慎み・たすけあい」と題して、医療との関わり方という観点から講話された。切れ味鋭く、その中に暖かさがこもる話に聴衆は引きこまれていった。大爆笑の連続で短い1時間であった。要点は次の通りである。

・日本は先進22カ国の中で医療への満足度が最低である。それも極端に低い。一方日本の医療制度の世界的評価は非常に高い。このギャップは私たちの医療との関わり方から生じているのです。
・医療には専門診療と総合診療があります。患者さんを丸ごと見るのが総合診療。梅ちゃん先生がそれです。
・総合診療に一番必要なのはホスピタリティー、おもてなしの心です。心に血が通っているかどうかということ。言わなくても分かる 想像力をもつことです。
・医療はピラミッドになっています。専門病院は皆の財産なんです。 順番があるのです。それを何でもかんでも専門病院で診てもらおうとするのは間違いです。 
・まず、地域のかかりつけのお医者さんに診てもらうことです。様子を見た上で、紹介状を書いてもらって専門の病院で診てもらう。こうすると病因もかなり絞られているし、専門の先生も一生懸命診てくれます。その結果を知らせることで開業医も育つのです。
・特に家族ぐるみでかかりつけのお医者さんを持つことが大切です。
家族構成や普段の生活が病気に及ぼす影響は実に大きく、その点を抜きにした診療では本当のことが分からないのです。
・早期発見早期治療がいいとは限りません。75歳以上のお年寄りは入院してから寝たきりになる場合がよくあります。
・それよりも大切なのは、いかに健やかに老いるか、いい死に方をするかということです。私は〝みかぐらうた〟を聞きながら眠りにつきたいと思っています。こういうことを今から家族と話し合い考えていく必要があるのです。救急車に乗せられてからではもう間にあわないのです。 
・医者にもたれ切る人よりも、早く帰って何したいという人の方が早く治ります。
・人のためになることは何でも社会貢献です。家庭の中にでも一杯あります。地域の中でしたらもっとよい。この社会貢献が多い人ほどボケないのです。自分の事を考えようとする心を、外へ外へ向けてゆくことです。
・慎みのない生活をしていては、身体を通した神様からのメッセージがわからなくなるのです。


池田夫妻

上田さん

新郎新婦と橘さん

新婦・母親・橘

雅楽演奏
【第3部 アトラクション】
「愛媛教区の誇るエンターテーナー登場」のコンセプトでアトラクションを行った。演目は次ぎのと
おりである。

・池田夫妻〈愛灘分教会〉「欽ちゃんの仮装大賞ダイジェスト」DVD上映、「麦畑」デュエット
・上田敬恭(たかゆき)さん〈鷲ケ巣分教会〉「スタンドアローン」「千の風になって」独唱
・雅楽演奏「越天楽」
・橘香滋〈日本クラウン・鷲ガ巣分教会〉「今日も明日も明後日も」「婿(むすこ)」「陽気ばやし」
 
池田夫妻のたぐいまれな身体能力と夫婦愛調コミカルデュエットに会場が沸く。
上田敬恭さんは橘香滋さんの御子息であるがジャンルは異なりクラシック調。その声量は場内を圧倒した。
雅楽は教区内選抜の9名で、次の曲「婿(むすこ)」につなぐ「越天楽」を演奏、ドライアイスの霧に包まれながら幻想的な雰囲気を醸し出した。その後新郎新婦・新婦と母親が登場しその美しさに思わず息をのむ。
フィナーレは「陽気ばやし」。婦人会の皆さんがゆかたを着て踊り、全員で合唱してアトラクションを終えた。

 最後に閉会あいさつを藤田主事が述べ、さらなる手配りの進展を呼び掛けて午後410分に終了した。


【事務局より】
 大勢の皆様の御協力をいただいて大会を成功裡に終えることができたました。各部各会、さらに舞台関係者やブライダル着付けの皆様の献身的な協力に紙面を借りて御礼申し上げます。
 開会直前になって舞台のドンチョウが動かなくなるトラブルが発生しましたが、少年会を中心とするチームがパネルをうまく使って巧みな演出をしてくれました。
 橘香滋さんより、舞台全般にわたって様々なアドバイスさらに資材の提供をいただきました。スタッフにとってもプロの技を学ぶ良い機会になったと思います。
 マイクロバス7台、乗用車130台が乗り入れた結果、教務支庁内はもちろん石手寺前駐車場もあふれることとなりました。数名の方にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。事前調査時乗用車90台であっただけに、今後このような大会を行う際には何らかの対策がいると思います。
 一番心配していた天候(暑さ)は曇天の御守護をいただき胸をなでおろしているところです。
 この大会までに手配り率50パーセントを目指して各支部で取組んでいただき、ほぼ達成することができました。この大会の雰囲気とノリで次の目標である〝ようぼくネットワーク作り〟へ向かって歩ませていただきましょう。


入口